ED編② 平成11年5月14日スポーツニッポン新聞北海道版掲載
『心因性のEDの悪循環』
機能的EDの分類だ!
精神的なことが原因でED(勃起障害)となる機能的ED、これはさらに2つに分類されます。
1 つは現疾患として精神病があって、これが原因でEDとなっているもの(精神病性ED)、もう1つはストレスや緊張など心理的要因で起きるもの(心因性ED)です。
機能的EDの多くは後者です。
恐怖!!心因性のEDの悪循環
この心因性ED、1度だけなら笑い話で済みますが、2度3度となるとそうもいきません。
事態は深刻化し、悪循環に入っていきます。悪循環のパターンはこうです。
ある日突然、EDを認めたとします。
この時「体調が悪いせいだろう」と軽く受け流すことが出来れば概して問題なく済むのですが、深刻に悩んだり不安におびえたりしてしまうと、悪循環の第一歩が始まります。
次にはこの事態を秘密にして、自分1人で解決しようと考えます。
いろいろな強精剤に手を出したり、風俗嬢と試したりと、ありとあらゆる手段や方法を講じてみるのです。
しかし、大概は勃起に対するこだわりや緊張過剰のため望ましい効果は得られにくく、逆に焦りを招いて、再度のセックスの試みも往々にして失敗してしまいます。
その結果、次回もまた失敗するのではないかという不安が一層強まって、より強いEDになってしまうという悪循環が形成されてしまうのです。
甘くない!!悪循環 全身へ
しかも、このような心理的状況はEDだけではなく、全身状態にも影響を与えるようになって来ます。
EDゆえのコンプレックス、自信喪失から2次的に精神症状などの諸症状を呈するようになり、ひどい場合には自殺企図にまで至ることもあるのです。
悪循環、打破へ!!最強の切り札!
さて、この心因性EDのアリ地獄、1度入り込むと脱出することはできないのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。この状況を打破する切り札もちゃんとあります。
それはパートナーである女性です。
女性の献身的な協力があれば、この悪循環を容易に断ち切る事が出来るのです。