ED編① 平成11年5月7日スポーツニッポン新聞北海道版掲載
『EDの分類 機能的ED&器質的ED』
EDの詳しい種類だ!
ED(勃起障害)の原因は、精神的要因によるものと肉体的要因によるもののふたつに大別されます。
前者を機能的ED、後者を器質的EDと言い、治療のうえで両者の鑑別は大変重要です。
さて、この鑑別ですが、セックス以外のときは勃起するということが分かっていれば機能的EDと診断できますが、機能的EDの人がいつも勃起を自覚出来ているとは限りません。
このような人たちの隠れた勃起能力を証明するには、どうしたらいいでしょう。
専門知識NPTとは?
人は眠っている間に何回も勃起を繰り返していることをご存知ですか?
夜間睡眠時勃起(NPT)と呼ばれる整理的な勃起現象で、性的刺激と無関係に起こります。
いわゆる「朝立ち」というのも実際は朝だけに起きているのではなく、このNPTをたまたま目覚めた時に自覚しているに過ぎないのです。
NPTの説明方法には何がある?
このNPTの証明が勃起能力の証明、すなわち、両者の鑑別となる訳です。
ただ、なにせ眠っている間の反応であり「朝立ち」以外は自覚することができませんので、これを何らかの形で客観的に証明する事が必要です。
NPTを証明する方法はいくつかあります。
正確に調べるためには、高度な機械を使ってNPTを測定しなければなりませんが、ここではスクリーニング法として、一般の人でも自宅で簡単に行えるスタンプ法という証明方法を紹介しましょう。
素人でもできる!スタンプ方の内容だ!
まず、数枚連続している郵便切手を用意して下さい。この切手を寝る前に陰茎にちょうどフィットするように巻き付け、陰茎を1周させたら切手と切手をつなぎ合わせ、リング状にします。この時、陰茎と切手をくっつける必要はありません。この状態で眠ります。
もし、睡眠中に十分な勃起が起きていれば、切手のリングに負荷がかかって、翌朝、切手のミシン目が切れていることに気づくはずです。
ただし、睡眠の状態によりNPTが十分に出現しないこともありますので、一晩だけでは判断しないで下さい。