【間質性膀胱炎について】
間質性膀胱炎は、尿が膀胱の間質(上皮と筋肉の間)にしみこんで慢性的に炎症を起こし、進行すると膀胱が萎縮していく病気です。主な症状は、「頻尿」や「尿意切迫感」、「膀胱痛」で、細菌性膀胱炎や過活動膀胱などとよく似ています。特に中高年の女性に多く発症します。
◎間質性膀胱炎の症状は?
■ 頻尿
■ 尿意切迫感
■ 蓄尿時の膀胱痛(不快感)
おしっこが溜まってくると不快感や痛みが強くなり、排尿すると軽くなります。奉公や尿道だけでなく、その周りや下腹部、腰、大腿部までいたむこともあります。
■ その他の症状
残尿感や下腹部がすっきりしない感じ(圧迫感)がすることもあります。
◎間質性膀胱炎とまぎらわしい病気には?
- 細菌性膀胱炎
大腸菌などの最近が膀胱内で繁殖し、膀胱粘膜に炎症を起こす病気です。女性に多く、再発しやすい病気です。
- 過活動膀胱
過活動膀胱は様々な原因で膀胱が過敏な状態になる病気です。
- 神経性頻尿
精神的に不安な状態や緊張が続くことによって、頻尿症状を起こす病気です。成人では女性に多く、小児では男児に多いといわれています。
- 慢性前立腺炎
前立腺の周りに鈍い痛みや不快感を感じる病気です。非細菌性慢性前立腺炎は間質性膀胱炎との関連性が疑われています。
- 膀胱や下部尿管の結石
腎臓でできた結石が尿路につまって尿の流れが悪くなる病気で30〜50歳代の男性に多くみられます。典型的な症状は血尿、排尿痛、頻尿、残尿感です。
◎よく似た症状
◎間質性膀胱炎の痛みとは?
おしっこが溜まったときや冷えたときなどに、膀胱やその周りに、原因のはっきりしない痛みをたびたび感じるときには、早めに医師に相談しましょう。
◎日常生活で気をつけることは?
- 香辛料、酸っぱいものを控えましょう。
- 水分をたっぷり補給しましょう。
- 下半身を冷やさないようにしましょう。
- ストレスをためないようにしましょう。
- お風呂に入る際には、柑橘系、酸性の入浴剤の使用には注意しましょう。
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