【 膀胱がんについて 】
膀胱がんは、泌尿器のがんの中では最も発症頻度が高く、患者数は人口10万人にあたり薬17人といわれています。50歳以上の男性に多く(男性は女性の約3倍)喫煙者は非喫煙者の3〜4倍も発症率が高いといわれています。痛みを伴わない血尿が特徴的な症状で、80%以上にみられます。そのような症状が一度でもあったら、放置しないで早めに受診することが大切です。
◎こんな症状に気をつけて!
■ 突然、血尿がみられたら‥‥
痛みなどの自覚症状を伴わない血尿が突然みられ、自然に消失することがあります。そのため、放置してしまうことも少なくありませんが、一度でも血尿がでた場合は、泌尿器科を受診することをお勧めします。特に高齢男性の場合は注意が必要です。
■ 頻尿、排尿時の痛み、残尿感‥‥
がんが進行すると、頻尿、排尿時の痛み、残尿感などの排尿症状がみられることがあります。膀胱炎と間違われることもありますので、なかなか治らない場合は、先生に相談しましょう。
膀胱がんは大きく2種類に分けられます
病期の進行によって、表在性と浸潤性に大きく分けわれ、治療法が異なります。
- 表在性膀胱がん
膀胱壁の粘膜層までの深さにできるがんで、約70%はこのタイプです。多発しやすく、また再発しやすいがんでが、悪性度は低いので予後は良好です。
- 浸潤性膀胱がん
悪性とセガ高く、膀胱壁の深くまで浸潤するタイプです。進行すると転移しやすいがんです。
◎血尿は膀胱がんの危険サイン
血尿は膀胱がんの初期にみられる症状ですが、この他にも前立腺がんや尿路結石、膀胱感染症、尿路の外傷などさまざまな病気にみられます。早めに泌尿器科を受診することをお勧めします。
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