• 札幌市手稲区の泌尿器科専門、人工透析センター
    夜間透析も行っています

MENU
  • HOME
  • Dr.鈴木の役に「勃つ」診察室

Dr.鈴木の役に「勃つ」診察室

バイアグラ編④ 平成11年4月30日スポーツニッポン新聞北海道版掲載

QOL時代の変化

最近いろいろな分野でQOL(生活の質)の向上が呼ばれるようになっていますが、医学の分野においてもそれは例外ではありません。
従来は生存率を高めさえすれば良い治療として評価されていましたが、今は患者さんの機能をできるだけ損なうことなく手術をすることが不可欠とされています。
また、これまでは治療対象とみなされなかった命にはかかわらない病気に対しても、その人に精神的苦痛を強いる病気であれば積極的に治療していこうという姿勢に変わってきています。
このようなQOL重視の風潮のなかで登場した勃起不全治療薬バイアグラが世界的に脚光を浴びたのは至極当然のことといえるでしょう。

言葉も影響、患者さんの心理!

ただ、患者さんに言わせれば、まだまだ、勃起障害を訴えて病院で受診するのは大変勇気のいることだそうです。
そして、その一番の理由はどうやらその呼び名にあるようです。
「インポテンツ」。これはドイツ語読みの医学用語(英語読みではインポテンス)です。
それが今では「インポ」という略語とともに一般的な日本語としてすっかり定着しました。
しかも、かなりマイナスのイメージで。
実は、この言葉、日本に限ったことではなく、海外においても侮辱的、差別的なニュアンスを持った言葉とされています。

今後は患者さんに勇気を!

そこで最近、医学界ではインポテンスとは言わずに勃起障害(erectile dysfunction)と表現するようになってきました。
また、この略語である「ED」という言葉も一般用語としても広まりつつあります。これまで病名を告げるのが恥ずかしいという理由で病院で受診できなかった人も、これからはもう安心です。
「インポなんですが」などと自信なさげに小声で言う必要などないのです。
「EDの件で」と胸をはって大きな声で言って下さい。

えっ!、 そこまでは出来ませんって、 ごもっとも。

  • 30日先までの携帯電話予約もOK!24時間予約可能!

    Web予約

インターネットも携帯電話予約も苦手な方のために
月~金(祝日は除く)の15時から17時までの時間で、電話予約を受け付けています。

  • Dr.鈴木の役に「勃つ」診察室
  • 医療法人社団 伸孝会 ていね駅前泌尿器科

pagetop